白髪染めシャンプーをおすすめしない理由をお伝えします。
せっかくヘアカラーをしても、
白髪ってすぐに伸びてめんどくさいですよね。
最近お客様からよく、
「カラーシャンプー」とか「白髪染め用シャンプー」って
シャンプーを毎日すれば白髪が染まるって聞くけど、
本当のところどうなの?
こんな相談を受けます。
美容師目線で結論を言えば、
過度な期待はしないほうがいい。
とお伝えさせてもっていますが、
今回はこちらの理由について、
もう少し掘り下げて詳しくお伝えさせてもらいます。
白髪染めシャンプーをおすすめしない3つの理由
白髪染めシャンプーをおすすめしない理由としては以下の3つのポイントが挙げられます。
今回は、白髪染めシャンプーが全面的に悪いというわけでなく、
あくまでも、お客様が望む未来(期待)にたいして、
満足の行く結果を出せるものではないということをお伝えしていきます。
①そもそも染まらない
白髪染めシャンプーという名目で売られている商品は、
分類的にはあくまでも「シャンプー剤」の一種で、ヘアカラー剤は「染毛剤」という分類になります。
あくまでもシャンプー剤として扱われている物なので、
「完璧に染まる」なんてことはありえません。
どんなに時間を置いたとしても、
美容師的に言えば、「薄く色づく」程度。
これをメーカーさんは「染まる」と言い換えています。
もちろん例外もあります。
それは、
超ダメージ毛に対してのカラーシャンプーです。
基本的にダメージしている毛は、
キューティクルもなく髪の内部もスカスカであるため、
通常の健康な髪よりも深く色づきます。
だから若い方のブリーチした髪へは、カラーシャンプーが有効と言えます。
ですが、根元から生えてきた白髪は、いわば「白い健康毛」です。
白髪専用のカラーシャンプーですら、「染まる」レベルには確実に至りません。
希望色にはならない
白髪専用のカラーシャンプーで明るい白髪染めのようになるか?
と言われたら、
「どの程度で満足するかはあなた次第です」
といえます。
うっすら色づけばいい程度ならば、ありでしょうが。
普通に白髪は目立ちます。
しっかり染まるという白髪用のシャンプーもありますが、
含有色素が真っ黒のものが多く、こちらも薄く黒くなる程度です。
②商品によってはサロンカラーに悪影響を及ぼすものもある
よく通販で販売している白髪用シャンプーがありますが、
内容成分が分からず、シャンプーだけで染まるようにするために、
サロンで行うヘアカラーの内容成分と相性が悪い物質を使っている場合があります。
昔、「太陽の光で染まる白髪染め」というような商品がネットで売られていた時期に、
サロンで白髪染めをしたら、根元の白髪が「緑色」に変色したという事例が全国で多発した問題もありました。
今では見かけませんが、よくある問題として、
「色ムラ」が挙げられます。
表面は薄く色づいているけど内側は真っ白なんて場合もあります。
そのせいで、ヘアカラーが染まる力にムラができてしまうこともあります。
こちらも十分注意してもらいたいですね。
③白髪率に比例して使えるお客様を選ぶ
全ての人に白髪染め用シャンプーが悪いというわけでなはないと私は考えます。
白髪率が90%以上でグレイカラーを楽しんでいる人に対しては、
紫色のシャンプーをして黄ばみを取ったり。
全体的にハイトーンなカラーをしている方や、
ハイライトを多く入れている方には、薄く色づくことで、キレイな状態が長続きします。
白髪率によって、ヘアカラーのデザインによって、
白髪染め用シャンプーが有効な場合もあります。
そこは、担当美容師さんに相談してみましょう。
白髪染めシャンプーにおいての正しい考え方
では次に、
白髪染めシャンプーにおいて正しい使い方と考え方をお伝えしていきます。
①白髪を染めることは染める専用の薬剤に任せる
あくまでも白髪染めシャンプーは、白髪を染めるためのものではなく、
サロンで行うヘアカラーを長続きさせるもの
として考えておくとようです。
- 白髪をしっかり染めたい。
- 希望のヘアカラーにしたい。
こんな場合は、
髪のプロである美容師に相談して、
最適なヘアカラーを選んでもらうことがベストです。
その時には、
白髪についてのヘアデザインもしっかり相談にのってくれる美容師さんだと良いですね。
②頭皮の「健康」や白髪の「予防」を考える方が重要
白髪染めシャンプーを使う人は、
高確率で「白髪をどうにかしたい」と思っている人でしょう。
そんな人こそ、
白髪染めシャンプーだけでどうにかするのではなく、
まず初めに考えることは、
頭皮の健康や白髪予防です。
頭皮の健康で白髪の発生を抑えることもできますし、
白髪予防で素敵な歳の取り方ができるようになります。
③ヘアデザインが大きく影響する
白髪染めシャンプーを最大限効果を実感させたいならば、
サロンでのヘアデザインによるところが大きい。
最近は、脱白髪染めとか白髪ぼかしというワードが人気になってきた。
私も脱白髪染めを掲げている美容師の一人。
サロンで脱白髪染めのヘアカラーは、白髪染めシャンプーやカラーシャンプーとすこぶる相性が良い。
白髪を染めるだけ。のヘアデザインはもう終わります。
これからは、白髪染めも楽しむものに変わります。
そういった意味では、
白髪染めシャンプーはとても使える商品と言えるでしょう。
美容師がおすすめする白髪用シャンプーはこれ
それではここで、
私がおすすめする白髪用のシャンプーを2つご紹介します。
①頭皮の健康と白髪を予防するシャンプー
私が自信を持っておすすめする白髪のある女性に向けたシャンプーは、
こちらのシャンプーには、
白髪予防に対して有効な成分であるヘマチンがしっかり配合されています。
ヘマチンとは、
美容院のトリートメントでも使われるプロ仕様のケア成分の一種。
ヘアカラーのダメージ物質を取り除いたり、
紫外線から髪を守ってくれるため、
白髪染めのもちが良くなります。
また、
ヘマチンには高い抗酸化力があるため、
「頭皮の老化によって白髪が発生してしまうリスク」
も減らすことができるのです。
haruシャンプーのすごい所を簡単にまとめると。
髪や頭皮に良い成分を、余すところなく詰め込んだ印象。
内容成分も充実していて、
ノンシリコンなのに髪はキシキシしません。
保存料や添加物は入っておらず、
防腐剤も不使用なため、
極限まで髪に良い成分を配合しています。
洗浄成分もケア成分も、サロンシャンプーにくらべ遜色なく、
洗いあがりもマイルドですごく使いやすい。
逆に、
ここまでのシャンプーに巡り合うことってサロンシャンプーでも珍しいです。
・年齢とともに髪が弱ってきた方
・白髪が増えてきた方
・髪のダメージが気になる方
・本当に髪と頭皮に良いシャンプーを求めている方
こんな方にはぜひ試してほしいシャンプーです。
今なら最大25%offのキャンペーンもやっています。
\白髪予防と頭皮の健康におすすめ/
②ブラウン系カラーシャンプー
私がおすすめする脱白髪染め(#ハリウッドヘアカラー)にとても相性の良いカラーシャンプーです。
フィヨーレのメーカーのカラーシャンプーはカラーの含有量が豊富に配合されているので、シャンプーの泡を髪につけ時間を置くと、濃く色づきます。
また手が出しやすい価格帯も魅力的です。
私が担当させてもらった脱白髪染めのお客様にも、
このブラウン系のカラーシャンプーをおすすめさせてもらっています。
まとめ
白髪染めシャンプーをおすすめしない理由をお伝えしました。
・白髪を染めるなら→ヘアカラーの白髪染め
・白髪予防をするなら→栄養成分がしっかり入ったシャンプー
・白髪をどうにかしたい→脱白髪染めのヘアカラーテクニックを使える美容師に頼む
これが大事だと私は考えます。
特に白髪とは長い付き合いをしていきます。
あなたにとって白髪がストレスにならない付き合い方を見つけ出すことが最も大事。
そちらについては美容師にぜひご相談ください。
ここまで読んでくださりありがとうございました。